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【解説】 WIPO著作権条約について
“WIPO”と書いて“ワイポ”と読むこの著作権条約は「著作権に関する世界知的所有権機関条約」というのが正式名称です。さて、なぜこの条約が制定されたのかというと、著作権保護の基本条約であるベルヌ条約に関係してきます。このめまぐるしく変わり行くIT社会に対応してベルヌ条約もほぼ20年ごとに改正されているようですが、ベルヌ条約改正の為には全会一致の原則が適用されることから、ベルヌ同盟国が増加する中での全会一致による条約改正が困難になってきたのです。
その様なわけで、IT社会にいち早く対応した条約改正を行なう為に1991年(平成3年)に取られた方式が「議定書」方式です。つまり、ベルヌ条約二十条の「特別の取極」として、ベルヌ条約の中でも高い水準の保護を与えることが出来る国のみが批准するベルヌ条約の付属条約(これが「WIPO著作権条約」)を制定したのです。
さて、このベルヌ条約の中で遵守しなければならない項目について説明しましょう。
まず、ベルヌ条約の基本原則である3つは当然遵守する義務があります。
1.内国民待遇
ベルヌ条約の加盟国の著作物であれば、自国の著作物と同じように保護するというものです。 つまり、内外国人平等ということですが、自国よりも相手の保護期間が短い場合(例えばチリは死後30年)、日本国内では死後50年ではなく、死後30年まで保護すればよいのです。またこれとは反対に自国よりも相手国の保護期間が長い場合(例えばドイツは死後70年)、日本で定められている死後50年まで保護すればよいのです。

2.無方式主義
これは著作物を創作した時点で著作者に著作権が発生するということです。つまり、いちいち著作権を取得するために登録したりする必要がないということです。

3.遡及効(そきゅうこう)
ベルヌ条約に加盟する前に創作された作品でも加盟国間で保護し合わなければならないというものです。

そして、新たに定められたインターネット等の情報技術の発展に対応する規定も遵守する義務があります。
1.コンピューター・プログラムの保護
2.著作物以外のもので構成される編集物・データーベースの保護
3.譲渡権
原作品や複製物の譲渡により公衆に提供する権利。普通、譲渡権では既に頒布を認められている映画の著作物を除くのですが、この権利は全ての著作物が対象となります。
4.コンピューター・プログラム、映画の著作物、レコードに関する商業的貸与権
5.公衆への伝達権
この権利においては日本における公衆送信権(有線・無線の方法でインターネット等を用いて「インタラクティブに送信する権利」)と、その前段階としての送信可能化権(サーバーへのアップロード等により「公衆がアクセス可能な状態にする権利」)の 2つの権利を対象としている。
6.写真の保護期間の延長(死後50年間以上)
7.コピープロテクション等の技術的手段の解除等の禁止
8.権利管理情報の改変等の禁止
以上の項目が遵守すべきものであり、日本はこれらの全てに対応しています。

しかしながら、この条約に批准している国は平成12年7月現在の調べで、未だ19カ国です。この条約の効力が生じるのは30カ国の批准・加盟の後の3ヶ月が経過してからとなっているので、まだまだ先といえるでしょう。なにしろ、この上に記した規定は著作権保護として大変水準が高いので、日本でもこの条約に批准したのはナント!今年(平成12年)の6月6日であるらしく、発展途上国などはなかなか加盟の水準まで達しないかもしれません。しかしながら、今後30カ国目に当たる国がどこの国であるのか興味深い気もします。皆さんもニュース等で気に掛けていると著作権がより身近なものに感じられるでしょう。

このようにして、日本の音楽は世界中で保護されているのです。

Written by Kleine at 2000-10-02 00:00:00
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Written by Grecoviche at 2016-12-21 11:16:13
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