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【コラム】 Grecovicheの「中村一義”ELA”」
 ちはッス!自転車通勤始めて早2ヶ月。順調に体力も復帰しはじめた矢先に体調壊しギミ。季節の変わり目かお肌の曲がり角か知りませんが、風邪ひいてお腹壊すわ、お尻にデキモノできるわ、悪寒して昨日はダウン。うまくいかないもんス。何年生きても生きるって上手にならないもんス。
くよくよしちゃアカンとばかりに音楽聴いて自分を励ましてるんスが、そんなオイラを勇気づけるかのようにヘビーローテーションで鳴り響くいい音楽あったんス。いつまでも調子を気にするあまりトイレから出られないジレンマも、座った時のお尻の痛みもふっ飛ばす、今回は待ちに待った中村一義の新譜”ELA(イーラ)”についていきヤス。

 デビュー当初から天才現ると騒がれ、ずうずうしくもファーストで”金字塔”と言う名のアルバムで派手な登場を飾った中村一義。しかし実際そのタイトルふさわしい中身を聴いて震撼したロックファンも多いハズ。オイラなんて当時、本当にこれで日本のロックは変わるという共同幻想を魅せられたもんス。
 影響を受けたアーティストに挙げられたビートルズ、ブライアン・ウィルソンの系譜を正当に引き継ぐ複雑なベースラインは、
クラッシックでいうならバロックの通奏低音(共同管理人Cの受け売りですが、要はベース自体が一つのメロを奏でる、一曲で2つ贅沢な手法)を用い、現代のバッハ君と言ったら”言い過ぎ”とカラーバットで頭叩かれそうですが、どっかの教祖みたいに適当な事言って金巻き上げるわけじゃないのですからご勘弁。ご愛嬌。
日常の社会にも時々飛び抜けちゃってる人いるでしょ?彼もその一人。気がついちゃってるその高さから歌い上げた些細な日常は、真理を言い当て過ぎるが故に痛々しく結果、孤高の預言者でしかなかった過去の2作がどうして世間で受け入れなかったのか?
オイラ涙したもんス。っていうかバカばっかに腹立ちヤス。音楽の趣向なんて押し付けるものじゃありませんが、別格の名曲を生む才能って気がついちゃうモンでしょ?

中村君へ

十数年前、環境学者で生物学者等、11の学位を持つライアル・ワトソン博士は「人間は一度、海に戻ったサルの子孫である」という大胆な学説を発表した。いわゆる”ミッシング・リンク”である。
サルから人類へと進化する過程で化石がどうしても発見できないでいる欠落部分が、その海に戻ったサルだと言うわけである。
 博士は人間の肌が他の哺乳類と比べて異常なまでにツルツルしている事や、手の指の股に明らかに水掻きの痕跡がある事などを証拠として挙げている。学問上はあくまでも非常に大胆な仮説という域を出ない説であるけれどファンタジックな発想で僕は大好きです。
 そう言えば人が流す涙や汗はしょっぱい。―――――満足感や悲しみ―――――嬉しさややり切れなさ―――――は、涙や汗になって海から流れてくるのだろうか?
 今日を境に、君は僕から離れ別の場所で暮らして行く訳であるが、今日までのことを互いに海の中に沈めようではないか。これから君が流していく汗や涙に少し混じるように・・・
 そして、いつの日か、再会のときには涙となって僕等の身体に返ってくるだろう。今度会えるその日まで・・・・GRECOVICHE

 急になんだ?ですが、2枚目聴いた時点での中村一義へのお別れの手紙勝手に書いて破いて捨てたものです。そのくらい切なかったんス。そしてまた会えたんス。レコード会社との契約切られ苦汁を飲んだ期間を脱却して発表された今回の新作は、3枚目というよりは”新たな1枚目”とするにふさわしい内容でオイラ密かに”セカンドカミング”って呼んでます。オカリナ声(オイラ密かに呼んでます)健在。細野晴臣、真島昌利、岸田繁が参加したとか、通奏低音だとか、譜割が凄いとかそんな事もうどうでも良いんです。彼はそんな所にいるんですもの。
多分頭の良い人なんだろう。考え抜いていたらその事がどうでも良くなって、またその事に夢中になって・・・そんな今作。ってどんなん?なんて口開けて待ってちゃいけません。買って聴きなさい。これでも気がつかない日本人には21世紀はないっス。中村一義は世界で通用するアーティストですもの。
え?CD評になってない?じゃ最後にちょっとだけ・・・

 身近な人が亡くなった時、どうして人間は悲しくなるのか?大抵の事は頭で理解できるのに
こればかりはどうしても説明のつかない感情が込み上げてくる。十代僕にとっての最大の関心事だった。
輪廻は信じて疑わないのに、どうしてこの世で絶たれた線がそんなに悲しいのか?というかなんで涙なんて流すのか?教育であるとか遺伝子に組み込まれた情報だとか色々考えたりもしたけど要は、自分を形成する一部を損失する事で不安定になるからなんじゃないかと、そう結論付けて終わりにしたのを”ERA”を聴いて思い出した。そんな事は学校でも親でも教えてくれないし、考えなくてもいいことかもしれない。でも音楽を聴いていると、どういう訳かそういたった事ばかり気になってくる。時間という観念を生みその中で成長や進化を強いられた人間に、共同幻想の呪縛から引き離す何かが働くのだろうか?
 ルイ・アームストロングがただある世界を賞賛しただけの”すばらしき世界”にも真心ブラザーズが傍観している”すばらしきこの世界”でもない、中村一義の”素晴らしき世界”にはパーソナリティの欠乏を既に受け入れた、その高さから降り立った地点での優しさがある。

中村一義オフィシャルサイト


Written by Grecoviche at 2000-09-19 00:00:00
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【2016年心に残ったアルバムベスト1】
米国のフォーク・ロックバンドのサード・アルバム「22, A Million - ボン・イヴェール」。前作はグラミー賞で「最優秀新人賞」と「ベスト・オルタナティブ・アルバム」を受賞する実力派。
何度聴いても飽きない。今年一番聴いたアルバム。






Bon Iver - 22 (OVER S∞∞N)





Written by Grecoviche at 2016-12-21 11:16:13
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